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  • 名古屋城 本丸御殿の見どころ完全ガイド|復元建築と障壁画の魅力


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    名古屋城の見どころの中でも、ひときわ豪華な空間が本丸御殿です。空襲で焼失した江戸時代の御殿建築を、約10年をかけて忠実に復元し、2018年(平成30)に全面公開されました。今回は、本丸御殿の復元の歩みと、玄関・表書院・上洛殿など見学の見どころを詳しくご紹介します。

    【この記事でわかること】
    ・本丸御殿の歴史と、10年がかりの復元プロジェクトの歩み
    ・玄関・表書院・対面所・上洛殿・湯殿書院など見どころ
    ・狩野派による障壁画復元の見どころ
    ・見学時の所要時間とチケット情報

    名古屋城本丸御殿の玄関と車寄せのイメージ

    1. 本丸御殿とは?

    本丸御殿は、尾張藩主の住居であり、藩の政庁でもあった建物として1615年(慶長20年)に完成しました。当初は初代藩主・徳川義直の住居として使われましたが、義直が二之丸御殿へ移った1620年(元和6年)以降は、江戸幕府将軍が上洛(京都へ上ること)する際の宿泊施設として使われるようになりました。

    1930年(昭和5)には天守閣とともに城郭として初の国宝に指定されましたが、1945年(昭和20)の空襲により焼失。長らく再建が待ち望まれていました。

    2. 復元の歩み|10年がかりのプロジェクト

    本丸御殿の復元は、1992年(平成4)の障壁画復元模写の開始に始まり、2009年(平成21)から本格的な復元工事に着手しました。焼失を免れた1,049面の障壁画、309枚の実測図、約700枚の写真、約2,000個の礎石などの豊富な史料をもとに、忠実な復元が進められました。

    木材には、築城当時と同じ木曽檜(きそひのき)が用いられ、伝統的な工法によって「木造平屋建こけら葺き書院造」として仕上げられています。総工費は約150億円にのぼり、そのうち約50億円は「金シャチ募金」など市民からの寄付でまかなわれました。

    出来事
    2009年(平成21) 復元工事着手
    2013年(平成25) 第一期公開(玄関・表書院など)
    2016年(平成28) 第二期公開(対面所・下御膳所など)
    2018年(平成30) 第三期・全面公開(上洛殿・湯殿書院など)

    3. 本丸御殿の見どころ

    玄関・車寄:来客を迎える表玄関で、虎や豹を描いた勇壮な障壁画が特徴です。第一期公開エリアとして2013年に先行公開されました。

    表書院:正式な謁見の場として使われた建物で、身分に応じて座る部屋が分けられていました。

    対面所:藩主が身内や家臣とくつろいだ空間とされ、親しみやすい図柄の障壁画が用いられています。

    上洛殿:1634年(寛永11年)、三代将軍・徳川家光の上洛に備えて増築された、御殿の中で最も格式高い建物です。天才絵師と称される狩野探幽による山水画(水墨画)をはじめ、精緻な彫刻欄間や飾金具が随所にちりばめられています。

    湯殿書院:将軍専用の浴室として設けられた建物で、格式の高い意匠が特徴です。

    4. 見学のポイントとチケット情報

    本丸御殿の見学には、本丸御殿単体のチケットではなく、名古屋城の観覧料金(大人500円)に含まれる形で入場できます(2026年8月時点)。天守閣は現在入場できませんが、本丸御殿は通常通り公開されています。

    じっくりと障壁画や意匠を楽しみたい場合、見学の所要時間は40〜60分程度を見ておくとよいでしょう。館内には解説パネルも充実しているため、歴史的背景を知りながら見学を進められます。

    見学時は、床や畳を傷めないよう指定の履物に履き替える場合があるほか、障壁画保護のためフラッシュ撮影が制限されているエリアもあります。混雑する時期は入場に列ができることもあるため、開園直後の午前中に訪れると、比較的落ち着いて見学しやすいでしょう。玄関から上洛殿まで順路に沿って進む構成になっており、時代とともに格式が高まっていく建物の変化を体感できるのも本丸御殿ならではの魅力です。

    本丸御殿とあわせて名古屋城全体をじっくり巡る旅程を考えている方には、宿泊とセットになったツアーの活用も便利です。



    本丸御殿上洛殿の障壁画と欄間彫刻のイメージ

    5. よくある質問(FAQ)

    Q1:本丸御殿の見学に別料金はかかりますか?
    A1:名古屋城の観覧料金(大人500円)に含まれており、別途チケットを購入する必要はありません(2026年8月時点の情報です)。

    Q2:本丸御殿は撮影できますか?
    A2:多くのエリアで写真撮影が可能とされていますが、障壁画の保護のためフラッシュ撮影が禁止されている場合があります。現地の案内表示に従ってください。

    Q3:どのくらいの時間があれば見学できますか?
    A3:ひととおり見学するだけであれば30分程度からでも可能ですが、障壁画や意匠をじっくり楽しみたい場合は40〜60分程度の余裕を見ておくとよいでしょう。

    6. まとめ|400年前の意匠を今に伝える本丸御殿

    本丸御殿は、10年におよぶ復元プロジェクトの末によみがえった、江戸時代の武家文化を体感できる貴重な空間です。狩野派の障壁画や精緻な彫刻など、当時の技と美意識が随所に息づいています。名古屋城を訪れる際には、ぜひ時間をかけてじっくりと見学してみてください。

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    ### 免責事項・出典注記

    本記事の情報は執筆時点(2026年8月)のものです。観覧料金・公開状況等は変更される場合がありますので、最新情報は名古屋城公式ウェブサイトにてご確認ください。
    【参考情報源】名古屋城公式ウェブサイト「本丸御殿」「復元の歩み」(https://www.nagoyajo.city.nagoya.jp/)